大阪府泉佐野市、メタバース内でふるさと納税呼び掛け。返礼品を3Dモデル化して展示

大阪府泉佐野市は5月31日、市へのふるさと納税を呼び掛けるとして、HIKKY(東京都渋谷区)が開催するVRイベント「バーチャルマーケット2022 Summer」(8月13~28日開催)に出展すると発表した。HIKKYによれば、自治体がふるさと納税の呼び掛けを目的に同社のイベントに出展するのは初という。

地方創生NFT

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泉佐野市のブースでは、同市がふるさと納税の返礼品として用意する飲食料品や「泉州タオル」の3Dモデルを展示。参加者がVR空間内で返礼品の3Dモデルに触れると、そのまま泉佐野市が運営するふるさと納税サイトに遷移し、その場で納税の申請ができるという。

ブースでは他に、市の公式キャラクター「ゆるナキン」の3Dアバターも展示する。「ふるさと納税業界のフロントランナーとして『バーチャルマーケット』出展にチャレンジする」(泉佐野市)

泉佐野市はふるさと納税の受け入れに積極的な自治体として知られる。例えば2019年には寄付額の1~2割をAmazonギフト券としてプレゼントするキャンペーンを展開し、過度な返礼品の規制を目指す政府と対立していた。

その後政府の規制により、一度は制度の対象から外れたものの、20年に復帰。ふるさと納税の受け入れを再開した。総務省の調査によれば、泉佐野市への寄付額は制度が始まった08年から21年3月までで累計1000億円を超えるという。

バーチャルマーケットは18年から定期的に開催しているVR空間での展示即売会。20年に開催した「バーチャルマーケット5」では、23日間で100万人以上の来場者を集めたという。

今後のNFT、メタバースと自治体をかけ合わせた同社の動向は引き続き注目だ。

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